2月18日に行われた千葉県学童保育連絡協議会主催の学童保育研究集会の分科会の内容、感想をお伝えします。
第3三分科会「大規模学童を適正規模にしたい!」
お隣の船橋市の小松崎指導員を講師として分科会が開かれました。
船橋市の塚田ルームでは、平成17年度に109名でルームがスタートして11月から2部屋の間をパーティションで区切ってルーム分割を試行しました。 分割開始からわずか1週間ほどで子どもの生活が安定化してきたということです。 その状況を船橋市の担当課に伝え、分割試行を年度内延長し、翌平成18年4月から正式に2施設としてスタートしています。
ルーム分割前は、入退出の管理、おやつ時間などひとつひとつのことが非常に大変であり、分割前に戻りたくないというのが指導員の方の素直な実感だそうです。
船橋市では現在、7つの学童保育が分割ルームとして運営されており、市の方針も可能なルームは分割する方向となったようです。
さて、船橋市の塚田ルームはどのように運営されているのでしょうか?
指導員配置
H17年度 109名 1ルームの時は、5名+非常勤2名で 常時6名体制
H18年度 49名 2ルームでは、3名+非常勤1名 常時3名が2ルーム
※
ルーム1、ルーム2のどちらの指導員となるかは市からの辞令できまる。
施設面
ルーム1にはTEL、台所など共用施設があるが、ルーム2にはない。必要となるときにルーム2の指導員がルーム1に行く。ルーム1とルーム2で若干面積が違う。
千葉市は畳部屋があるが? −> 船橋には設置されていない。
指導の体制
児童と指導員の関係を固定して、ルーム1の指導員はルーム1の児童に責任をもち、ルーム2の指導員はルーム2の児童に責任を持つ。指導員の担当するルームをローテーションする試行も行ったが、そうすると大規模ルームと同じで全児童を見なくてはいけなくなり、状況は変わらない。
ルーム運営
ルーム1とルーム2でそれぞれ独自のルーム運営となる。良い点は、お互いにルーム運営に取り入れられていくが、運営内容を無理に合わせることはしない。
両方のルームの指導員間での打ち合わせは、日々実施している、週1回はきちんとやる。
児童は、ルーム1、ルーム2間の行き来はできない、外遊びは一緒になる。
おやつはルーム1、2で共通だが、別にしている分割ルームもある。
児童の分け方は、男女比、学年比は同じになるように分ける。方法は指導員が話し合って決める。
父母会運営
共通で1つの父母会
子の意識
児童には仲のよい友達と離れないといけないことがあるなど、不評な側面がある。
父母の意識
保護者は大規模ルームの分割後をイメージが難しい、大規模ルームの状況を正確に把握していない、などから分割の必要性が理解されにくい側面がある。
指導員の意識
大規模ルームでは、指導員の感覚としては100人を見る、1対100の関係性となる。分割によって、1対50の関係性となる。
大規模ルームでは、目立つ子、手のかかる子などに複数の指導員の意識が集中しやすく、そうではない子どもに対して指導員の意識が回りにくいといった側面がある。
参加してみて
分科会には千葉県内より参加者が集まってきましたが、自治体ごとに学童の運営形態がバラバラなんだなぁと改めて感じました。 松戸市は法人運営、船橋市は市の運営、習志野市は教育委員会の運営、千葉市は市から社会福祉協議会への委託運営 といった具合です。
昨年、政府より、70名以上の学童に対しての国の補助金は今後3年の経過期間後に廃止するという方針は出されましたが、千葉市では既存の大規模ルームへの対応は未だ始まっていない状況です。船橋市は指導員からの働きかけによってルーム分割が実現されてきており、いいなぁと感じるとともに、ルームの分割は可能なんだなぁ、と多少の希望を持ちました。 また、実際の分割ルーム運営上の多くのノウハウを聞くことができたことで分割後のルームでの子ども達の生活をイメージすることができるようになり、非常に有意義でした。
私の子どもの通っている高浜第一小学校子どもルームも大規模ルームですが、今後、分割の働きかけを始めることができるか検討していきたいです。
高浜第一小学校子どもルーム 川村
第10分科会「信頼し合う人間関係を築く
〜カウンセリングの手法から〜」に参加して
子ども同士、大人同士、子どもと大人・・・ 人間関係の難しさは、永遠の課題のように思えます。そんな中でも、子ども達のため、自分のためにも何かひとつ得ることはないかと、この分科会に参加しました。
まずひとつ、“最後まで聞く”
助言も反論もいらない。 とにかく、子どもの話し、人の話しを最後まで聞く。 くどい話しでも、同感できない話しでも聞いてもらえることで相手は満足できるということにとても共感しました。
そして、ふたつめ。 “ありがとうとあいさつをする”
お互いがさわやかな気持ちでいらえる心地よい人間関係を築くためにありがとうとまた時にはごめんなさいとあやまる素直さを身に付けることが大切。
さらに、“信頼して見守る”
こうあるべきと子ども、人を決めつけてみてはならない。
大人の考え、自分の考えは正しいと思いがちですが、信頼して待ってみることも大切で、自分も変わってみることが大事。
とかく人は自分本位に考え、行動しがちですが己を出さず、心に余裕をもって
考え、行動すればまわりも見えてきて信頼し合える人間関係が築けるのではと、学ぶことができました。
幸町地区子どもルーム 黒川